Pentium DとIntel 945Gチップセットを緊急テスト

MycomのPentiumDベンチマークがきました、レビューしているのは大原大先生です
ざっと読んでみたのですが、なんか、もはやどうしようも無いという印象でした
PentiumDがですけど

とりあえずざっくり言えるのは、Pentium DPentium XEよりも更に性能が発揮しにくくなっている様に見えること。唯一効果があるのはエンコードだが、それでもPentium XEの時ほど飛躍的に性能が伸びてないのは、Hyper-Threadingが使えない関係で、各々のコアのIPCが更に落ちる事になってしまっているためだろう。正直、あまり芳しい性能とはいえない。
このあたりはIntelもよく判っているようだ。Pentium Dの価格は1,000個ロットで
モデル 価格
Pentium D 840 57,180円
Pentium D 830 34,090円
Pentium D 820 26,000円
(それぞれインテル日本法人の発表による)
という、デュアルコア製品とは思えないバーゲンプライスである。一方Pentium 4 670は87,930円となっており、もうこの価格が全てを物語っていると言える。要するに価格なりの性能ということだ。

大原先生でさえこの調子ですから、実際の使用感などはかなり悲惨な事になっていると思われます
さらに極めつけに

最後に余談であるが、Pentium Dプロセッサを使うには覚悟する必要がある。今回Pentium D 840を使ったときの事、リテールのクーラーを使っても、しばしばCPU温度は80℃を超えてしまい、TM2が動いて強制的に動作周波数を2.8GHzに落としてしまうため、性能がPentium D 820と変わらないという事態が度々発生した。最終的には、8cm高速ファンをタンデム化したものを2組用意し、これをCPUクーラーのそばに置くと共に室温をできるだけ下げて何とかテストできたが、とにかく発熱が半端ではない。「なら何でPentium XEでは問題なかったのか?」と言われそうだが、こちらはTM2がDisableになっているので、温度が上がりすぎてシステムが止まることはあっても、勝手に動作周波数が変わることはなかったからだ。純正品より効率よくCPUを冷やせるクーラーは、Pentium Dの利用には必須だろう。

もうボロクソに言ってます
しかし、予想はしていたとは言え、PentiumDは相当ひどいみたいですね・・・
なんか突っ込む気が無くなってしまいましたので、何もなしです